1. TOP
  2. 診療案内
  3. 皮ふ外科

Skin Surgery皮ふ外科

  • レーザー治療は受診日当日に実施可能です。
  • メスによる摘出手術が必要と判断した場合、手術は平日14時~15時に実施しておりますので手術日程を調整のうえ、あらためて手術日にご来院いただくこととなりますことあらかじめご了承ください。
    また抜糸は術後7-10日目となります。ただし緊急の手術が必要と判断した場合は実施することがあります。

ほくろ(pigmented nevus)

肌には、メラノサイト(色素細胞)という細胞がありますが、このメラノサイトに異常が起きて皮ふの一部に集まってできたものをほくろといい、正式には色素細胞性母斑と言います。
ほくろには平なものや盛り上がっているもの、黒いものや茶色っぽいものなど、さまざまなものがあります。ほくろには良性のものと悪性のものがあります。短い期間で色が濃くなる、大きくなる、硬くなる、色味にムラがあるような場合は注意が必要です。気になる場合は、当院にご相談ください。

ほくろの治療

切除縫縮法

直径5mm以上のほくろを取り除く場合に、切除縫縮法も検討されます。メスを使ってほくろを切除し、縫い合わせる治療方法です。切除してから1週間後に抜糸を行い、抜糸後の傷跡は線状になりますが、時間の経過とともに薄くなっていきます。

レーザー治療
  • 炭酸ガスレーザー
    レーザーをほくろに当て、ほくろ細胞内の水分を瞬時に蒸散(気化して飛ばす)さて除去します。患部にピンポイントでレーザーを当てられるので周辺の正常な組織は傷付けず、施術後皮膚の回復も比較的早い治療方法です。
  • YAGレーザー
    炭酸ガスレーザーで施術後、メラニン色素が残っている場合はYAGレーザーを使用してメラニン色素のみ除去していきます。比較的小さく薄いほくろは、YAGレーザーのみで除去できる場合もあります。

ほくろのレーザー治療 料金表

皮膚がんが疑われるものやほくろが視界に入って邪魔になるなど、日常生活に支障が出る場合は保険適用となる場合が多いですが、レーザー治療や美容目的での施術の場合は保険適用外となります。詳しくは当院までご相談ください。

いぼ(Verruca vulgaris)

いぼとは、皮膚の組織がもりあがってできた小さなできもののことを言います。一般にいぼと呼ばれているものは、外部からのウイルスに感染することが原因となります。主に皮膚表面の傷からウイルスが入り込み、表皮の一番深くにある基底層という細胞層まで到達して感染します。感染した細胞が増殖することで皮膚がもりあがり、いぼができます。
ウイルス以外にも、加齢や紫外線ダメージが原因でできるいぼもあります。

ウイルス性のいぼ

いぼの治療

冷却凝固療法

-196度の液体窒素を使って患部を凍結・融解させ、感染している細胞を取り除く治療方法です。治療後はやけど・凍傷のような痛みが出たり、血豆や水ぶくれになることがありますが、徐々にかさぶたのようになり剥がれ落ちます。

外用薬・内服薬
  • サリチル酸(皮膚の角質を剥がす薬)の外用
  • 活性型ビタミンD3(皮膚が厚くなるのを防ぐ薬)の外用
  • ヨクイニン(免疫力を高める漢方薬)の内服
  • シメチジン(免疫調整作用のある胃薬)の内服 など

いぼの治療の場合、冷却凝固療法は保険適用となります。この他にも、ほくろ治療と同様に電気焼灼法や切除縫縮法、レーザー治療なども可能です。治療の補助として外用薬や内服薬を使用する場合もあります。薬にも保険適用になるものとそうでないものがありますので、詳しくは当院までご相談ください。

ウイルス性いぼ

傷口からヒトパピローマウイルス(HPD)というウイルスが入り込みできるいぼで、良性腫瘍の一種です。お子さまからご年配の方まで年齢に関係なく発症し、擦り傷・切り傷などができやすい手や指、足の裏などによく見られます。
ウイルス性のいぼには、尋常性疣贅(ゆうぜい)・扁平疣贅・尖圭コンジローマなどがあります。

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスというウイルスに感染することでできるいぼで、1〜7歳ごろのお子さまに多く見られます。軽度の痒みを伴うため、アトピー性皮膚炎のお子さまにできると患部を掻いてしまい、周辺の組織に飛び火することもあります。水いぼは接触感染するため、プールなどで感染しやすいのも特徴です。

老人性いぼ・首いぼ

加齢や長年の紫外線刺激によってできるいぼに老人性いぼ(脂漏性角化症、老人性疣贅)といういぼがあります。中高年の方に多く見られ、ウイルスとは関係なく老化現象の一種であり、放置していても体に害はありません。
首周りや脇の下によく出来るいぼに軟性線維腫(アクロコルドン)というものがあります。こちらもウイルス性のものではなく、どうやら遺伝的背景のもとにこすれる刺激によって出来るものです。いずれも放置して構わないのですが、整容的な(見た目の)改善を目的として①液体窒素(保険適用)②切除(保険適用)③レーザー治療(自費治療)を行います。

粉瘤(Atheroma,Epidermal cyst)

粉瘤(アテローマ)とは、ニキビによく似た皮膚の良性腫瘍です。
何らかの原因で皮膚の中に袋状構造物ができ、そこに皮脂や古い角質が溜まることでできます。腫瘍の中心あたりに、黒い開口部があることも特徴です。
良性腫瘍ではありますが、開口部から細菌などが入り込んで嚢胞壁に炎症が起きると、赤く腫れ上がったり痛みや悪臭をともなう炎症性粉瘤となります。

粉瘤(アテローマ)/皮膚の中に袋状の構造物ができる→袋の中に皮脂や古い角質などが蓄積されていく→炎症が起きると、次第に大きくなって赤く腫れる・不快な匂いを放つ・痛みを伴う

粉瘤の治療

切開法

メスで粉瘤の付近の皮膚を切開し、粉瘤の袋を破らないように袋ごと周囲からはがして切除します。粉瘤の取り残しがなく、癒着の強い粉瘤でも対応できますが、くりぬき方に比べると傷が大きくなります。

くりぬき法

トレパンという円筒状のメスで、粉瘤の真ん中に小さな穴を開けます。そこから内容物を押し出し、袋を取り除いていきます。切開方に比べて傷は小さく目立ちにくいですが、再発する可能性があります。

粉瘤は自然治癒することがないため、切除手術を行います。切開法、くりぬき法どちらも保険適用が可能です。炎症性粉瘤の場合は、抗生物質などで炎症を抑えます。

皮膚がん(Skin cancer)

皮膚がんとは、皮膚の細胞にできるがんの総称で、がんが発生する場所によってたくさんの種類に分けられています。

皮膚がんも他のがんと同じように、ステージ 1(局所にとどまる癌)、ステージ 2(局所の浸潤がん)、ステージ 3(リンパ節転移)、ステージ 4(遠隔転移)と進展します。発生した場所や大きさ、進行度合いによってさまざまな治療方法があります。

皮膚がんの進行

皮膚がんの治療

皮膚がんは、進行性のがんとなる前の小さい状態で発見され治療されることが多く、腫瘍が小さい場合は局所のみを適切な範囲で切除するだけで完治が見込めます。

欠損部が大きい場合
  • 他の部分から皮膚を切り取って移植する(植皮)
  • 患部周辺の組織を適切な大きさに切り取り移植させて患部を覆う(皮弁)
リンパ節や他の部分への転移がある場合
  • リンパ節をまとめて取り除く(リンパ節郭清術)
  • 抗がん剤を使用する

基底細胞がん

皮膚がんの中で最も多く発症するがんで、顔(特に目や鼻の周り)によく現れます。いびつな形で漆黒色であることが多く、見た目はほくろによく似ています。
がん細胞の大きさや形によりますが、ガイドラインでは3〜10mmの適切な安全域で切除することが推奨されています。切除ののちに単純縫縮(縫い寄せる)または植皮、皮弁で傷を治します。

有棘細胞がん

表皮にある有棘細胞が悪性かしたものを有棘細胞がんといいます。皮膚のどの部位にも発生しますが、顔や頭皮など長時間紫外線にさらされやすい場所によく見られるようです。また、熱傷の傷痕や放射線を浴びることも原因になると考えられています。
ガイドラインでは、一般的に4〜10mm離した安全域での切除が進められています。

悪性黒色腫(メラノーマ)

いわゆる「ほくろのがん」で、日本人では10万人あたりに1〜2人と報告されています。外部からの紫外線などの刺激が原因となることがあり、紫外線にさらされやすい手指や足の裏、爪などのよく見られます。
悪性度が高く、形がいびつで色むらがあるのが特徴です。皮膚科専門医はダーモスコピーという皮膚の拡大鏡を使用して診断されます。

乳房外パジェット病

高齢者によく見られるがんで、外陰部や脇の下などに発生します。汗を作るアポクリン線というところの細胞が悪性化して発生し、赤茶色の紅褐色斑や白っぽく色が抜けた脱色素斑が見られます。初期は水虫や湿疹と判断が難しく、進行するとじゅくじゅくしたり腫瘤という盛り上がりができたります。外用剤では治らず、外科的切除が必要となります。